高配当銘柄の選定基準解説

こんにちは
本日は購入する時に見ているポイントや用語の解説を行います。
見ているポイントを解説しながら書いていきますので
箸休め程度にご覧ください。

目次

銘柄を選定する基準

私は個別銘柄を購入するときにその会社が株主還元に積極的かを最初に確認します。
チェックしるところとしては配当利回り、配当性向、会社の配当還元方針、配当推移です。
また、株主への説明資料がわかりやすく作成されているかなども気にして購入する銘柄を
選定しております。

①配当利回り(利回り3.5%以上を基本として下限3%以上の連続増配銘柄などを購入)
②配当性向(上限65%を基本とし配当性向の低い大型株・配当性向50%程度の中小型株を好んで買います)
③配当還元方針(累進配当や3年後の配当目標などを会社ごとに開示している)
④配当推移(過去減配の可否・減配理由・増配歴)

この4点をまず確認しています。

配当性向65%を超えていると業績が傾いた時に減配につながる可能性が上がるためです。
配当還元方針や配当推移株主への説明資料もその会社が株主に対して還元意欲が高いのか
そうじゃないのかを判断する材料としています。
10年以上保有する上で一番怖いのは減配一番嬉しいのが増配です。
配当に関するデータは入念に確認しておきましょう

配当性向や配当利回りがいい会社であってもその会社が割高であれば株価が値下がりし含み損になってしいまう
リスクがあります。
全体の相場が下がっている適正なタイミングで割安で放置されている優良企業を購入していきたいですね。

PER(株価収益率)とは

PERとは株価収益率のことでその会社が割安なのか割高なのかを判断する一般的な指標の一つです。
一般的に15倍未満を基準に購入をしていくケースが多く大型の高配当銘柄には10倍を切る優良銘柄は多く存在してます。
PERの計算方法は以下の通りです

株価÷1株あたりの利益(EPS)=PER
株価2,000円の会社で1株利益が200円の場合PERは10倍となります。
赤字の企業も場合は非表示となります。

PERは銘柄を購入するうえで重要項目の一つなので常に意識しておきましょう。
業績の落ちている企業はPERが上昇することが多く改善の見込みがあるがで放置されている場合もあるので、そのほかの材料と合わせて
購入を検討するといいと思います。

業績の悪化が一時的なものなのかどうかによって購入する判断をしていますので
会社の経営計画に対して進捗はどうなのか、その会社の業種や取り扱っているサービスは
今後汎用性が高いものかなどを考慮して選定していきましょう。

PBR(株価純資産倍率)とは

PBRとは株価純資産倍率のことでperと同じくその会社が割安か割高かを判断する基準の一つで
株価と企業の純資産の関係を表す指標のことです。
PBRの計算式は以下の通り

株価÷1株あたり純資産(BPS)=PER
株価1000円の会社でBPSが500円の場合PBRは2倍となり、この数値が高ければ割高となります。

解散価値

また、企業には「解散価値」というものがあります。企業の借金をすべて返して残った土地や工場、設備、有価証券などを売って現金にしたときに残る金額のことです。
PBRが1倍の時に購入した場合解散価値と同等水準
PBRが0.5倍の場合は半値で購入できている扱いとなります。
一般的には1倍を切っている会社の株は割安とされています。

このように複数の要素とその会社の現在の株価の動きを見て、配当利回りなどを考慮して購入していきます。
購入する際は下落幅を見て下がったら買い増せる余力と現在値からいくら下がったら買い増すか、などを考慮しております。

株を底値で買うのは極めて難しいと思います。
私は買い逃しをしたくないのでこの買い方を徹底してます。
このように余裕を持って購入していくことによりキャッシュポジションをある程度維持しながら
資産運用が行えます。
コロナや戦争のようなよっぽど大きい事態がない限り全力買いでキャッシュポジションを下げる行為は
高配当銘柄の投資においてはお勧めできません。
全体が大きく下げている時に購入するようにしましょう。

ROE/ROA

ROE(自己資本利益率)とは

ROEとは自己資本利益率と言い『その株に投資してどれだけ利益を効率良く得られるか』ということを表しており、株主から見て収益性の指標になります。
投資家は投資効率を重視しているためROEはとても重要視される財務指標となっています。
一般的には10%を上回ると優秀と言われております。
日本の企業のROEは平均してそこまで高くはありませんしレバレッジをかけない企業もあります。

ROA(総資本利益率)とは

ROAは総資本利益率と言いroeと似ています。
roeと違い分母が自己資本ではなく総資本となります。
ROAは5%を基準にされていることが一般的です

ROEが高くROAが低いと負債が多くリスクの高い企業
ROEが低くROAが高いと財務レバレッジがかけられていない
などの見方ができます。
会社の情報を調べるきっかけになりますから必ずチェックするようにしています。

これらの数値は高ければ高いほど良いというわけでわなく
バランスの取れた数値の会社を購入するようにしていきましょう。

CAPE(ケープ)とは

ケープとは「景気循環調整後の株価収益率」で、シラーPERとも呼ばれております。
PERの考えを応用したもので1年間の1株あたりの利益ではなく、10年間の利益の平均額を使ってPERを
計算するもので景気の好不調や一時的要因による影響を取り除いて、株価水準を判断することができます。一般的には25倍を超えると割高とされます。

現在の株価 ÷ 過去10年間の1株あたり純利益の平均値=CAPE

以上のことの他に財務状況は健全かを確認して購入判断をしていきます。
財務状況はキャッシュフローは問題ないか、自己資本比率は問題ないかなどを見ています。

まとめ

□配当利回り/配当性向/配当推移
□株価収益率(PER)は割安か
□株価純資産倍率(PBR)は割安か
□ROE/ROAは適正か
□自己資本比率とキャッシュフローは健全か
□その会社の業種や商品の将来性

これらを判断し現在の株価推移を見て欲しいと思う値段まで下がったら購入する
このように自身のポートフォリオを育てて行っております。

ではまた!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次